ペテガリ岳

1736m
2004年7月18日 第1日目 歩行時間 約5時間
第2日目 歩行時間 約9時間30分
第3日目 歩行時間 約5時間



●遥かなりペテガリ岳
  日高山脈にペテガリ岳と言う頂がある。静内より登山口となっているペテガリ山荘までは林道が伸びているのだが、崩落でまず開通する事が無い。去年は夏に一旦開通したが、秋の十勝沖地震による崩落で再び林道は閉鎖となり、このままでは何時開通とも知れない状況になり、浦川から林道で神威山荘まで入り、此処から山越えをして、登山口となるペテガリ山荘に入る事にした。今回の山行は、北海道の山に詳しい地元のM御夫妻の案内で、猿ヶ馬場等でお世話になったT氏をリーダーとシテ岐阜から3名、埼玉から何時も山でお世話になっているY御夫妻との計8名での山行となった。

 前日夜に空路千歳に入り、初日は車で出発地点となる神威山荘まで入る。此処で装備を整え、沢登用の登山靴を履いて出発する。山荘から林道を少し戻り、シュオマナイ川を渡り沢筋をにそって歩く。20分程で林道は終わり、此処からは沢登りとなった。このルートは結構歩かれているルートの様で、要所には赤テープ付いていた。沢筋に入って1時間30位で、鞍部への突き上げとなる。この登り下りは、両側の笹を頼りに登下降するのだが、斜面が滑って結構歩きにくかった。

 鞍部を下り暫らく歩くと、ペテガリ山荘に続く沢筋に出る。暫らく沢を歩いてから林道歩きとなるのだが、よく見ると林道に新しい轍が付いている。静内からは閉鎖されているのに変だな、と思いながら歩いていると、林道脇に何とライトバンが停めてあった。ペテガリ山荘にも地元の車が横付けされていて、聞くと毎日の様にペテガリ山荘まで入っているという。ゲートがあり誰でもが通行出来る道ではない様だが、三石町から山越をして高見ダムの上で静内中札線に合流するルートがある様で、地元の人は此処まで車で入っている。何とも拍子抜けする様な状況であった。ペテガリ山荘は二階建ての大きな小屋で、今日は此処で休み明日のペテガリ山行に備える事にした。   

神威山荘を出発


沢筋を登る


680m地点への登り


ペテガリ山荘


霧に包まれる樹林帯を登る
長丁場の登山道
  2日目は朝4時30分に起床、窓から外を見ると小雨が降っている。朝食を摂り身支度を整えていると、雨は霧雨となり、もうすぐ上がりそうな雰囲気になって来た。そんな状況の中、6時丁度に山荘を出発、ペテガリ岳を目指して歩き始めた。登山道は最初は沢筋に沿って進むが、程なく稜線部へとジグをきって斜面を登る様になる。登山道はしっかりとした道で、足場も悪くない。1050mのコブから先は稜線の上を歩く様になり、時折視界が開けるようにもなった。生憎の曇り空で展望は今ひとつであったが、お陰で夏の強い日差を浴びながら歩かず済む。

稜線に出る

雲間からペテガリ岳

最後の標高差500m
 ●水が足りない?
 登山口からペテガリ岳の山頂までの標高差は約1300mで、これだけならば大したこと無い高さなのだが、山頂への稜線には何度ものアップダウンが待っていた。1050mのコブから大きなアップダウンを4〜5回繰り返し、最後に標高差500mを一気に登る。実質的な獲得標高は1800m近くありそうだ。登山2日目と言う事で、水分補給は何時も持参するスポーツドリンクでは無く生水をペットに詰めて登ったのだが、スポーツドリンクに比べて生水は直ぐ汗になってしまう様に感じられる。そのせいか水の消費が激しく、3リットル近い水分を持参したのだが、帰路の残りが心配になるほどだった。

 標高1500m付近で森林限界を超えると、正面に山頂部と思われるピークが霧の中に浮かんで見えた。あと一息、と自分を励ましながら漸く山頂にたどり着く。時計をみたら11時45分だった。所要時間5時間45分、正味歩行時間4時間50分でペテガリ岳の頂に到着する事が出来た。十勝側は雲間から時折日が差していて、コイカクからカムエクへと延々と伸びる日高主稜線が続いている。この日ペテガリの山頂を踏んだのは、我々8名の他は縦走者を含めて5〜6名だった様だ。

山頂への登り


ペテガリ岳山頂にて

山頂直下より登路を振返る

展望台付近よりペテガリ山

十勝側の尾根筋
 数年前に、やはり日高のカムエクチカウシに7月の連休を利用して登ったが、こちらは大勢の登山者で賑わっていた。林道崩落があったにしても、ペテガリ岳は登る人が少ない。静かな山歩きが楽しめたペテガリ山であった。

 ペテガリ山荘の水場は、湧水を引いておりそのまま飲用出来ました。山荘への林道は、三石からの山越えで静内中札線の崩落箇所より山荘側に出られる様ですが、ゲートに鍵がかかっていて、一般車両の進入は難しい様です。
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