北横岳

2480m
2000年8月27日 歩行時間  約3時間30分
麦草峠冷泉園 → あずまや → 坪庭(山頂駅) →   北横岳   → 坪庭(山頂駅) → 麦草峠冷泉園
  8:10    8:30/8:40  9:25/9:40  10:25/11:10 
11:50/12:05    13:05           



●雨が降らなかったカタクリ会の夏季キャンプ
  何時も近郊の山が多いカタクリ会も、夏季キャンプには遠方の山に出かけている。ところが残念な事に、ここのところ天気に恵まれない年が多い。昨年は今年と同じ駒出池で幕営した後、麦草峠より天狗岳に登る予定であったが、台風で中止。98年は日光男体山で、風雨に見舞われた。そんな中で開催された「2000年の駒出池・北横岳」は、久しぶりに天気に恵まれたキャンプ山行となった。
  初日に八千穂村の駒出池キャンプ場まで入って、明るいうちから大宴会。いつものメニューに鯛の刺身、鳥の燻製、鯵の干物、きのこ汁等々が加わり、レシピは一段と賑やかなものになった。
  翌日、麦草峠霊泉園まで車で上り、ここから歩きはじめる事にした。(霊泉園付近は、丁度5〜6台の車が停められるスぺースが路肩にある。)北横岳は2500m近い標高があるものの、麦草峠の標高が2100m、峠からの標高差は約400mしかない。高い山の割に楽な行程だ。 

国道  号線 霊泉園付近にて


霊泉園 登山道入り口

生す森を進む登山道


滑りやすい丸太を進む


正面に北横岳が見え始める
●コケ生す森を進む静かな登山道
  ピラタスロープウエー山頂駅までの行程は約1時間。急な登りも無く、ゆるやかな道が続いている。霊泉園からしばらくの間は、苔の生した森の中を進むが、森の中では、前夜降った雨が朝の日に照らされて、ゆっくり蒸発しているのか、うっすらと靄がかかっている。「こだま」の現れて来そうな幻想的な森を進んでいくと、花畑に出た。時期が少々遅いため一面の花畑という訳にはいかなかったが、「りんどう」や「あざみ」の花が我々を迎えてくれた。
  ちょうど30分ぐらい歩いた中間点にある東屋を過ぎると、丸太の木道が現れる。木々の根が絡み合った腐葉土の上に丸太が掛けられ、その上に垂木が渡されているのだが、これが前夜の雨に濡れ、すべる事すべる事。たいしたことない距離に随分時間がかかってしまった。
  丸太の道が続く樹林帯を抜けると、明るい笹原の中を進むようになる。歩き易い幅広の木道が現れれば、ピラタスロープウエー山頂駅のある坪庭までもうすぐである。 

ケーブル山頂駅 坪庭付近
●コケモモアイスはいかが
 
坪庭では「こけももジュース(400円)」と「こけももアイス(300円)」を売っていた。売子の声に誘われて、行きにジュースを、帰りにアイスクリームを食べたが、結構美味しかった。

坪庭から北横岳を望む。
●坪庭からは渋滞○×キロ
  夏休み最後の休日とあって、坪庭から先はロープウエーで来た人で一杯だった。登山者でない観光客もいる坪庭は、一方通行の周回コースになっている。周回コースと分かれて登山道に入ったが、登山者も相当な数で、30名、40名の団体が次々と登っていて、登山道も渋滞気味である。ペースの遅いグループを次々追い抜いていくが、いくら追い抜いても前を行くグループが現れた。こうして賑やかな登山道を登ること約40分で北横岳ロッジに到着する。ロッジから山頂までは約10分。休まずいくことにする。 
●広々とした山頂に到着
  ロッジから登ること10分、樹林帯を抜けると展望の開ける山頂に到着する。北横岳にはピークが二つあるが、山頂の標識は三角点のある奥のピークにある。晴れていれば正面に蓼科山、背中に八ヶ岳の峰々が望める展望の良いピークのはずであるが、あいにくのガスで展望を得ることは出来なかった。近郊の山でのいつもの山行では、ここで焼肉パーティーとなるのだが、ここは2500m近い北横岳山頂。ビールで乾杯し、菓子パンやフルーツでで小腹を満たした後、山頂を後にすることにした。

坪庭からロッジの登山道


北横ロツジ 山頂まであと10分
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